report 縁のあるお寺での挙式 ご親族様と楽しく親睦を深める結婚式

WEDDING REPORT

 

おふたりが選んだ挙式は、両家のご家族様とご縁のあるお寺での仏前式。

仏前式は普段あまり馴染みのない挙式ですが、おふたりが出会った巡り合わせ、遠いご先祖様から結ばれたご縁に深く感謝をする、とてもあたたかい雰囲気に包まれた挙式です。

 

鳥取県の湯梨浜町にある「安養山 勝福寺」で行われた挙式。

五色幕(ごしきまく)で彩られた本堂の中に入ると、関係者の皆さまが結婚式という一大イベントに向けて、着々と準備を進められていました。

 

 

お寺の周辺では、前撮り撮影がスタート。

こんなふうにお寺や神社で挙式をされる場合は、当日早めに現地に到着してから、前撮り風撮影を行うのもおすすめです。

中庭が見渡せる広い廊下では、日頃からお世話になっているご住職様との記念写真。

とても和やかに撮影が行われました。

 

挙式直前、新郎新婦様と両家のご両親が一緒に過ごす、控室でのひととき。

美しい花嫁姿に、思わず涙するお母様の姿がありました。

 

 

行事鐘(ぎょうじしょう)が鳴り響いて、挙式のはじまりを告げます。

新郎新婦様が入場すると、婚礼の儀が執り行われていきました。

 

新郎新婦様による誓いの言葉、指輪交換の後には、念珠授与(ねんじゅじゅよ)という儀式が行われます。

仏前式において大切な儀式の一つで、数珠の珠は心の丸みを、そして輪は人の繋がりの和を表し、縁あって結ばれた二人の幸せを願うものでもあります。

 

 

ご焼香が行われるのも仏前式ならではの特徴です。

空間を美しい香りで満たし、心身を清め、心静かに手を合わせます。

ご住職様からのあたたかいお言葉をいただき、挙式が結びとなりました。

 

新郎新婦の退場では、フラワーシャワーのように、散華(さんげ)というお花を撒きました。

散華とは、仏さまがお越しになるときは天空から花が降るという仏教の教えに由来するものです。

撒かれた散華はそれだけでも功徳があると云われ、手にしたらさらに大きな功徳をいただけるそうで、身に持つとお守り・災い除けになるとも言われているそうです。

今日の記念に持って帰られる方もいらっしゃいました。

 

 

ホテルへ移動して、披露宴会場へと進むと、小さな猫たちがゲストの皆さまをお出迎え。

ウェルカムスペースや各テーブル、いろんな所に、いろんな表情をした可愛い猫が居て、思わず笑みがこぼれます。

手作りの席次表など、結婚式のモチーフとして、新郎新婦様とそれぞれの実家で暮らす猫たちが登場してきました。

 

 

披露宴前半のメインイベントとして行われたのは、ロング巻き寿司チャレンジです。

新郎新婦の前に、見るからに巻くのが大変そうな、長さ約1.8mの巻き寿司が登場!

新郎新婦と一緒にチャレンジしてくれるゲストを、抽選で決定していきました。

 

チャレンジャーの皆さまが手袋を着けて準備をしている最中、自宅で巻き寿司を作っている新郎のおばあ様に、突撃インタビュー。

しっかりとコツを伝授いただいて、準備が完了しました。

 

 

いよいよ、チャレンジスタート。

情熱大陸のテーマが流れると、6名が一斉に手を添えて、ゆっくりと巻いていきます。

 

やっと形が出来上がり、そっと慎重に一枚ずつ巻きすを外していきます。

行く末を皆さまが見守る中、見事なロング巻き寿司が姿を現しました。

完成の喜びとともに、すしざんまいのポーズで記念撮影。

カットした巻き寿司は、ゲストの皆さまにお食事として振る舞われました。

 

 

お色直しのご中座では、それぞれのお母様と手を繋いでご中座です。

そして、再入場では新婦お父様にエスコートしていただき、チャペルの入場風に新郎様と固い握手を交わしていただきました。

 

席次表のプロフィールには、新郎新婦の幼い頃の写真が。

これにも実は、このあと行われるクイズのヒントが隠されていました。

 

 

披露宴後半は、ゲスト参加型のイベントが行われました。

全員スタンドアップしたところで、新郎新婦にまつわる三択クイズがスタート。

隠されたヒントやあらゆる情報を頼りに、名推理が繰り広げられ、会場中が盛り上がった楽しい時間となりました。

 

勝ち残ったゲストには、豪華景品のプレゼントです。

3位は、倉吉市民が愛するパープルタウンの公式グッズ、Tシャツとエコバッグ。

なんと新郎のご両親様がお揃いでゲットされていました。

 

 

披露宴もお開きの時間となり、感謝の気持ちを込めた花束贈呈。

その後の、新郎様とお父様のご挨拶まで、感動に包まれた瞬間でした。

 

両家のご家族様とスタッフ全員による、恒例の記念写真。

もちろん、すしざんまいのポーズです。

 

両家のご親族様が集まり、とても賑やかで心温まる結婚式でした。

 

 

<新郎新婦様より>

 

入籍はしたもののコロナのために、結婚式のような多くの人を呼ぶイベントは全く出来ず時が経ってしまいました。

そんな中、自分達の結婚式を心待ちにしていた祖母が亡くなるなど、改めて自分達だけでなく、今まで支えてきてくれた家族のためにも結婚式を挙げようと思い始めました。

そこで、真摯に自分達に向き合い、参加者のことを考えてくれる上山さんの姿勢に感動して、ここで結婚式を挙げようと決めました。

 

式は両家の家族と深い繋がりのある勝福寺さんでやりたいと無理を言いましたが、皆さんにご協力いただき、心に残る温かい式を挙げることができました。

また披露宴では、会場のセッティングから、和装に合わせた手巻き寿司のイベントなど、リクエストしたイメージ以上のクオリティで披露宴を盛り上げて下さいました。

 

入籍して何年も経ってからの結婚式だったものの、コロナの影響でずっと集まれていなかった親族、そして半ば結婚式を挙げることを諦めかけていた自分達にとって、とても記憶に残る素晴らしい結婚式を挙げることができ、とっても満足しています。

 

仕事の合間を縫っての計画、準備だったので、上山さんをはじめ、倉吉シティホテルの皆さんには始めから終わりまで迷惑をかけ続けてしまいましたが、かけがえのない大切な、思い出に残る結婚式を挙げられて本当に感謝しています。

ありがとうございました!

 

 

Ceremony : 安養山 勝福寺

Party : マーシー2010

Photo :  アイザワフォトスタジオ

Hair Makeup : Vis.Classica

Dress : トワニーティエル

MC : 本庄かおり

Flower : 中部花壇

Planner : 上山朋美

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